革製品を手にしたとき、使い手が向ける目線は、人それぞれだと思う。高級品かそうでないか、そもそも品質よりもカワイイだったりカッコイイだったり、パッと見の雰囲気が1番だったり。

何が売れて何が売れないのか、時代の流れと共に細分化は進んでいるように思える。

それでも熟練工が培ってきたものを受け継いで、次のステージを見据えている担い手たちがいる。2020年、今こそ温故知新という言葉が生きるのかも知れない。

職人自作の温度調節ができるコテのような道具で革財布などの内装に施される装飾・技法の1つ。ヘリ返された革のラインを整えて、輪郭を与える。

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masago1954